HubSpotとLINEの配信対象をどう決める?Tsunavoのタグを増やす前の整理表

「セミナーの追加案内を、関心がある人にだけ送りたい」
ところが、配信対象を選ぼうとすると、こんなことで迷っていませんか。
- HubSpotのリストと、LINE側のタグのどちらを使えばよいか分からない
- クリックした人は分かるが、申込済みの人も混ざっている
- 以前のイベントのタグが残り、今回の対象を判断できない
このとき、最初に行いたいのはタグを増やすことではありません。
誰を候補にし、何を関心の目安にして、誰を対象から外すか。この3つを先に決めると、必要な情報と配信条件を整理できます。
この記事では、HubSpotとLINEを併用する企業に向けて、Tsunavoでの配信を検討する際に使える整理表を紹介します。
配信対象は「候補・反応・除外」の順に考える
例として、セミナーの追加案内を送る場面を考えます。
「案内をクリックした人」を選ぶだけでは、既に申し込んだ人にも募集案内が届く可能性があります。
次の3段階に分けて考えましょう。
段階 | 決めること | セミナー追加案内の例 |
|---|---|---|
候補 | そもそも誰に案内するか | 今回のセミナーの対象となる見込み客 |
反応 | 追加案内の判断に何を使うか | 今回のセミナー案内をクリックした |
除外 | 誰には募集案内を送らないか | 申込済み、個別に案内済みなど |
ポイントは、対象に入れる条件と、外す条件をセットで決めることです。
なお、クリックは関心を考える材料のひとつです。参加希望や申込みの意思が確定したとは判断しません。

1.候補は、HubSpotにある情報から確認する
まず、今回の案内を誰に届けたいかを決めます。
HubSpotで既に業種・地域・顧客の段階などを管理しているなら、その情報から候補を整理します。
確認すること | 記入例 |
|---|---|
今回の案内が役立つ相手 | 初めて導入を検討する企業の担当者 |
候補を選ぶ情報 | 関心分野、顧客の段階など |
情報を確認する場所 | HubSpotの該当項目やリスト |
情報が不足している場合 | 今回の対象に含めるか、確認してから判断するか |
ここで、同じ分類をTsunavoのタグとして作り直す必要があるかを考えます。
Tsunavoの一斉配信では、HubSpotのリストをそのまま配信対象に選べます。HubSpotで管理している情報は、Tsunavoのタグとして作り直さず、HubSpotのリストで候補を絞るのが基本です。
2.反応は「どの案内への反応か」まで決める
次に、追加案内の判断に使う反応を決めます。
例えば「セミナー案内をクリック」という名前だけでは、どのセミナーへの反応か分からなくなります。
次のように、対象と行動が分かる形にしましょう。
曖昧になりやすい目印 | 対象を判断しやすい目印の例 |
|---|---|
セミナーに興味あり | 2026年11月セミナー・案内クリック |
資料を見た | サービス紹介資料A・リンククリック |
問い合わせあり | 料金についての問い合わせあり |
ここでいうタグは、Tsunavo内でお客様を分類するための目印です。
タグを使う場合は、名前だけでなく、付ける条件も決めます。
「2026年11月セミナー・案内クリック」は、今回のセミナー案内にある指定リンクをクリックしたことを表す。
このように意味を揃えると、担当者が変わっても同じ判断をしやすくなります。
Tsunavoでは、一斉配信のリンクに「クリックした人に付けるタグ」を設定できます。ほかにも、リッチメニューのタップ、QRコードからの友だち追加、LINEのフォーム送信をきっかけに、タグを自動で付けられます。手作業で付けるより、付ける条件がぶれにくくなります。
3.除外は、申込状況を確認できる情報から決める
追加案内で見落としやすいのが、対象から外す条件です。
今回の例では、募集案内を送る前に申込状況を確認します。
状態 | 募集の追加案内をどう扱うか |
|---|---|
申込済みと確認できる | 募集案内の対象から外す |
未申込みと確認できる | ほかの条件と合わせて対象を判断する |
申込状況が分からない | 確認するか、今回の募集案内を見送るか決める |
個別案内済み | 追加案内が必要か、担当者に確認する |
Tsunavoで対象から外す方法は2つあります。HubSpotのリストの条件で申込済みの人を除く方法と、配信の作成時に「除外タグ」を指定する方法です。
「申込済みの印がない」ことと、「申し込んでいない」ことは同じではありません。
例えば、申込みを受け付けるフォームと配信対象を管理する画面が別であれば、反映の遅れや確認漏れがないかを確かめる必要があります。
申込済みの人には、募集案内ではなく、参加方法や当日の案内が必要かもしれません。募集と参加者向けの連絡は、目的を分けて考えましょう。
配信前に使える「対象条件の整理表」
ここまでの判断を、ひとつの表にまとめます。
想定例:今回のセミナーに反応した、未申込みの見込み客へ追加案内する場合
確認項目 | 今回の条件 | 確認する情報 |
|---|---|---|
候補 | セミナーの対象となる見込み客 | HubSpotの該当項目・リスト |
反応 | 今回の案内をクリックした | 今回の案内への反応記録やタグ |
除外① | 申込済みの人を外す | 申込みを確認できる記録 |
除外② | 個別案内済みの人を確認する | 担当者の対応記録 |
不明な状態 | 申込状況が分からない人の扱いを決める | 申込記録との照合結果 |
表の各条件をTsunavoでどう設定するかは、次の章で紹介します。
タグは「付ける条件」と「役目が終わる条件」を決める
タグを作るときは、次の4項目を残します。
項目 | 記入例 |
|---|---|
タグ名 | 2026年11月セミナー・案内クリック |
意味・付ける条件 | 今回の指定リンクをクリックした |
使用目的 | 今回の追加案内の対象判断 |
見直す時点 | セミナーの募集終了後 |
募集が終わったら、タグを削除するとは限りません。
履歴として残すのか、今後の条件から外すのか、ほかの配信や自動処理で使われていないかを確認して決めます。
過去の反応を、現在も有効な配信条件として使い続けないことが大切です。
Tsunavoでは、対象が確定するタイミングで選び方が変わる
Tsunavoの一斉配信では、配信対象を「HubSpotのリスト」か「タグ」で選べます。どちらの方法でも、除外タグで外す人を指定できます。違いは、対象が確定するタイミングです。
選び方 | 対象が確定するタイミング | 向いている場面 |
|---|---|---|
HubSpotのリスト | 配信を作成し、リストを取得した時点。除外タグもこの時点で適用 | 業種や顧客の段階など、HubSpotの項目で候補を絞りたい |
タグ | 送信の直前。それまでのタグの付け外しが反映される | 予約後に申込済みのタグが付いた人も外したい |
HubSpotのリストで配信する場合、予約後に申し込んだ人は自動では外れません。送信日に近いタイミングで配信を作成するか、タグでの配信を選びましょう。
Tsunavoで配信停止にした人や、LINEでブロック・友だち削除をした人は、どちらの方法でも配信対象から外れます。

一斉配信で、配信対象にHubSpotリストを選ぶ画面です。リストを取得した時点で対象が固定されることが表示されます。
提供会社には、送りたい相手と外したい相手を伝える
例えば、次のように具体的に相談すると、必要な確認が伝わります。
今回のセミナー案内をクリックした見込み客へ追加案内したいです。予約後に申し込んだ方も募集案内から外したいのですが、どの情報と設定が必要ですか?
「タグは使えますか?」だけでなく、誰に送り、誰を外したいかまで伝えることがポイントです。
よくある質問
タグとHubSpotの顧客情報は、必ず分けるべきですか?
HubSpotで管理している顧客情報は、HubSpotのリストで使うのが基本です。Tsunavoのタグは、LINEでの反応(クリック、リッチメニューのタップなど)を分類するのに使います。同じ情報を両方に持つ場合は、どちらを正とするかと、更新方法を決めましょう。
LINEの反応は、すべてタグにする必要がありますか?
いいえ。配信やクリックなどの反応は、HubSpotのコンタクトのタイムラインにも記録されます。タグにするのは、配信対象の条件に使う反応だけで十分です。
タグを付ければ、自動で追加案内を送れますか?
はい、フローを使えば送れます。Tsunavoのフローは「タグが付いたとき」をきっかけに動かせるので、たとえば案内のリンクをクリックしてタグが付いた人に、追加案内を自動で送れます。フローの中で「申込済み」のタグが付いているかを確認し、付いている人には送らないように分けることもできます。
一斉配信の場合は、タグを付けただけでは送られません。そのタグを対象にして、一斉配信を作成します。
まとめ|タグの数より、送る条件と外す条件を決める
HubSpotとLINEで配信対象を決めるときは、次の順に整理しましょう。
- 候補:そもそも誰に役立つ案内か
- 反応:どの案内への、どの行動を判断に使うか
- 除外:申込済みなど、誰には募集案内を送らないか
その後で、必要な情報を確認する場所と、タグを追加する必要性を判断します。
まずは、次に送る案内をひとつ選び、対象条件の整理表を埋めてみてください。タグを増やす前に、足りない情報や確認すべき設定が見えてきます。
Tsunavoで配信対象を絞る方法を相談する
HubSpotの顧客情報をLINE配信に活用したい方や、申込済みの方を募集案内から外す方法に迷っている方は、現在の配信方法と、実現したい条件をお聞かせください。
「誰に送りたいか」「誰を外したいか」が決まっていれば、必要な機能や運用条件を具体的に確認しやすくなります。
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